Abbeal

Leadership

AIは私の仕事をどう変えたか:人と向き合う時間を取り戻してくれた

CEOとして、なぜ一人ひとりの候補者、クライアント、チームメンバーと話す時間があるのか、とよく聞かれます。本当のところ、その時間を「見つけて」いるのではありません。AIが返してくれたのです。何を自動化し、何を自動化しないと決めているのか、そしてなぜ本当の変化は人間的なものなのかをお話しします。

6 min

「CEOと直接話せるのは珍しいですね。どうやって時間を作っているんですか?」初回の打ち合わせの二回に一回はそう言われます。そのたびに、同じ答えが浮かびます。時間を「見つけて」いるのではありません。取り戻しているのです。そして、それを返してくれたのがAIでした。

AIで生計を立てている人間の言葉としては意外に聞こえるかもしれません。AIといえば、より多く、より速く生産し、人を置き換えるものだと思われがちです。しかし私の日常では、それは逆に働きました。私を本来の仕事、つまり「人」に引き戻してくれたのです。

かつての私は、一日中「配管工事」をしていた

二年前、典型的な一日はこうでした。何十通ものメールを仕分ける。返信のないクライアントに催促する。同じ履歴書を三度目のフォーマットで整え直す。打ち合わせのメモをCRMに転記する。見込み客の適切な担当者を探す。同じメッセージに四十回目の返信をする。

この配管工事はすべて必要な作業でした。しかし、私の仕事の本質に関わるものは何一つ求められていません。判断も、傾聴も、関係づくりもない。そして何より、それがすべてに優先していました。ようやく候補者との通話やチームメンバーとの面談にたどり着く頃には、たいてい一日の終わりで、頭は上の空、半分燃え尽きていました。

罪悪感なく自動化したこと

私はこの一年、これらの作業をシステムに任せてきました。おもちゃではありません。テスト済みで、安全装置を備えた本格的なワークフローです。具体的に、今の私抜きで動いているのは次のものです。

  • 受信の仕分け。自発的な応募、メールで届くクライアントのニーズ、一次スクリーニング。機械が読み、分類し、整った記録を用意します。
  • フォローアップ。マルチチャネルの追跡、リマインド、忙しい日に誰もが忘れる「あとで連絡します」の一言。
  • 業務の事務処理。候補者の記録、スキルシート、打ち合わせの議事録を、CRMの正しい場所に整理します。
  • コールドアウトリーチ。話すべき適切な相手を見つけ、パーソナライズした初回コンタクトを準備します。

これらの作業はどれも関係を築きません。どれも私の人間としての視点を必要としません。機械に任せても、私から失われるものはない。むしろ時間が返ってくるのです。

自動化を拒むこと

その逆もまた、私の中では同じくらい明確です。Abbealでは、AIが越えない一線があります。

候補者との最初の通話は、私が出ます。迷っているクライアントとのコーヒーも、私です。つらい時期を過ごすチームメンバーとの1対1も、私です。信頼はプロンプトから生まれません。相手を見つめ、本当に耳を傾け、約束を守ることで築かれるものです。

候補者が面接でボットと話していると感じた瞬間、私たちは負けです。クライアントが行列の中の一枚の整理券だと感じた瞬間も、負けです。そうした瞬間を、私は守ります。それこそがAbbealをAbbealたらしめているのです。

「でも、品質は落ちないの?」

その直後に必ず聞かれる質問です。自動化すればミスを見逃し、まずいメッセージを送り、誰かの気分を害するのではないか、という不安。もっともな懸念です。

答えは一言に尽きます。「検証」です。私たちが導入するすべてのシステムには、機微な場面で最後に人間が立っています。機械は準備し、提案し、下書きを整える。ブランドや関係を左右するメッセージを、盲目的に送信することは決してありません。下書きまでは機械。大事な場面で送信ボタンを押す判断は、人間です。

これはまさに、私たちがクライアントに勧めていることでもあります。本番環境のAIは、100%の自律ではありません。80%はエンジニアリングと安全装置、20%がモデルです。本当のリスクがある場所には、必ず人間の判断が残ります。

本当の変化は技術ではない。人間の側にある。

その結果、私は以前よりずっと多くの時間を1対1に使っています。候補者と、クライアントと、チームと。重要な決断はそこで下されます。この人材は合いそうだ、このプロジェクトはずれ始めている、あの才能は一言を必要としている、そう感じ取れるのもそこです。

どんなAIも、データベースを走査してこの情報を私に渡してはくれませんでした。必要だったのは会話です。時間です。そしてその時間を、以前の私は持っていなかったのです。

だから、少し驚いた様子で「CEOと直接話せるなんていいですね」と言われると、私は微笑みます。それは自分に許した贅沢ではありません。私の仕事の核心です。私はただ、それ以外を片付けただけなのです。

私たちはクライアントのためにAIを産業化する。まず自分たちに施した。

Abbealの仕事は、要求水準の高いクライアントのもとで、AIをPoCから本番へと移すことです。銀行、エネルギー、小売、フィンテック。監視され、コンプライアンスを満たし、負荷に耐える、信頼できるシステムが何を意味するかを私たちは知っています。

それを本気で信じている何よりの証拠は、売る前にまず自分たちの日常に組み込んだことです。人を置き換えるためではありません。人に時間を返し、人間にしか生み出せない価値のある場所へ、その時間を再投資するためです。

AIが私の仕事を変えたことを一言でまとめるなら、こうです。世間で言う意味で生産性を上げてくれたのではない。私を、もっと「そばにいられる」存在にしてくれた。突き詰めれば人との関係がすべてであるこの仕事において、それはAIがくれた最高の贈り物でした。

似たような案件がありますか?

アーキテクトと話す